紫外線の危険性について
紫外線の危険性
夏が近づいてくると、紫外線の言葉を良く耳にするようになってきます。
最近では天気予報でも紫外線予報を出しているところも多くなってきましたよね。
みなさんこの紫外線についてどれだけ知っていますか?
紫外線とはどういうもので、同危険なのか調べてみました。
紫外線とは
紫外線とは
可視光線のスペクトルの紫色部より外側にあって、目には見えない光線。波長は1~380ナノメートル程度で、可視光線より短く、X線より長い。太陽光線・水銀灯の中に含まれ、殺菌作用をもつ。また大気中の酸素と反応してオゾンを発生する。化学線。菫外(きんがい)線。UV(ultraviolet)。ウルトラバイオレットレイ。
[補説]波長により近紫外線・遠紫外線・極紫外線の三つに分けられる。また、近紫外線はさらにUVA(A波)・UVB(B波)・UVC(C波)に分けることもある。
(引用元:コトバンク「台風一過」)
なにやら難しい表記です。
簡単にすると
紫外線とは太陽からの光で、目に見えない光のことです。
紫外線は波長により近紫外線・遠紫外線・極紫外線の三つに分けられる。
また、近紫外線はさらにUVA(A波)・UVB(B波)・UVC(C波)に分けることもある。
ということは、遠紫外線、極紫外線の2つと、近紫外線のUVA(A波)・UVB(B波)・UVC(C波)の3つ。
全部で5つに分けられるということです。
それぞれの性質を見てみましょう。
遠紫外線
読み方は、エンシガイセンです。
波長10~200ナノメートル程度の紫外線。大気中の酸素分子や窒素分子に吸収されるため、地表には到達しない
(引用元:コトバンク「台風一過」)
地表に到達しない紫外線なんですね。
極紫外線
読み方は、キョクシガイセンです。
波長1~10ナノメートル程度の紫外線。波長が短い領域はX線に分類されることもある。
(引用元:コトバンク「台風一過」)
近紫外線
読み方は、キョクシガイセンです。
波長200~380ナノメートル程度の紫外線。人体に影響を与えるUVA(320~400ナノメートル)、UVB(280~320ナノメートル)、UVC(200~280ナノメートル)を含み、日焼けの原因になるほか強い殺菌作用をもつ。
(引用元:コトバンク「台風一過」)
人体に影響を与える紫外線です。
しかし、近紫外線もUVCは大気層(オゾンなど)で吸収され、地表には到達しません。
UVBもほとんどは大気層(オゾンなど)で吸収されますが、一部は地表へ到達し、皮膚や眼に有害です。
このUVBが、日焼けを起こしたり、皮膚がんの原因となります。
UVAはUVBほど有害ではありませんが、長時間浴びた場合の健康影響が懸念されています。
UV-Bの危険性
紫外線UV-Bは、日焼けを起こします。
私は医師ではないので、その詳しい内容の説明はできませんが、紫外線の危険性については環境省が「紫外線環境保健マニュアル」を発表しています。
ここでは、その中の内容を一部抜粋して紹介させていただきます。
日焼けは個人差もありますが、症状や痛みが違います。
いつもよりひどい症状、水ぶくれや皮膚が腫れあがるなどの症状が見られたら、皮膚科医の診察を受けた方がよいです。
長年日光を浴び続けていると皮膚のシミやしわ、ときには良性、悪性の腫瘍が現れてきます。
この時の悪性の腫瘍が皮膚がんです。
皮膚がんを治療せずに放置しておくと悪化し、他に転移すれば命に係わりますので非常に危険です。
紫外線により、角膜炎が発症することもあるようです。
地域による紫外線の強さ
日本は南北になる国です。
お住まいの地域によって紫外線の強さは異なります。
紫外線は南に行くほど強くなります。
北海道より東京、東京より沖縄の方が紫外線は強くなります。
紫外線の強い時間
紫外線は時間によっても強さが違います。
1日の中でも正午をはさむ数時間(午前10時~午後2時)の紫外線が一番強くなります。
紫外線の強い季節
紫外線は季節によっても強さが違います。
1年の中でも春から初秋(4月~9月)の紫外線が一番強くなります。
まとめ
紫外線は種類があることがわかりました。
太陽から地球に届く紫外線と地表に届かない紫外線があることがわかりました。
また、地域や季節、時間によって紫外線の強さが変わることがわかりました。
紫外線の危険性を理解したうえで、対策をきちんとしたいですね。