秋の蚊って夏の蚊よりしつこくない
やっと涼しくなってきて、外でも過ごしやすくなる季節
外で過ごしていると、耳元であの嫌な音が鳴る。
音がしたあたりを見ると奴がいる。
両手でパチンと叩きつぶそうとしても、すぐに逃げるし。
飛んでいるところを、片手で叩きつぶそうとしても逃げちゃう。
しかも、追っ払ってもすぐに寄ってくるし、逃げてもついてくる。
秋の蚊って夏の蚊よりしつこいですよね!?
しかも秋の蚊は刺されると痒いとかの噂もあるし、どうなのかと思って調べてみました。
そもそも種類が違う
なんと夏の蚊と秋の蚊は、そもそも種類が違うようです。
日本には2種類の血を吸う蚊がいます。
一つはやぶ蚊(ヒトスジシマカ)です。
足に縞模様がある蚊ですね。
東北より南に生息しています。
そしてもう一つはイエカ(アカイエカ、チカイエカ)です。
活動する気温が違う
吸血する2種類ヤブ蚊とイエカは、活発に活動する気温が違うみたいです。
やぶ蚊は25~30℃で活発に行動し、イエカは25℃前後で活発に活動するようです。
そしてこの2種類の蚊は秋にも生息しているので、どちらかが偏って生息しているというのではなさそうです。
真夏の気温では活動できない
蚊は25~30℃で活動することがわかりました。
30℃を超えると蚊はどうなってしまうのでしょうか。
イエカは30℃を超えると、やぶ蚊は35℃を超えると死んでしまう可能性があるようです。
蚊が吸血する理由
では、秋の蚊はなぜしつこいと感じるのでしょうか。
蚊が吸血する理由は食事として栄養を取るためではないみたいです。
全ての蚊が吸血するのではなく、血を吸う蚊は産卵期のメスだけみたいです。
産卵に必要なたんぱく質の摂取を行うために吸血します。
では、産卵期のメス以外の蚊は何を摂取してるのかというと、花の蜜や樹液など糖分を含む液体を吸って生きています。
まとめ
調べてみてわかったことです。
私は蚊には夏に多く刺されると思っていました。
そして、秋の蚊は追っ払っても寄ってくるので、とにかくしつこいと思っていました。
しかしこれは間違いでした。
今回の調査で分かったことは、秋の蚊がしつこいと感じるのは、秋の蚊が特別なのではないということです。
真夏の気温では蚊が活動できる気温ではないため、蚊自体が活発に活動していなかったんですね。
秋は蚊が活発に活動できる気温になるので、夏より多くの蚊が活発に活動しているということです。
蚊には夏に刺されるという先入観があったため、秋の蚊がしつこいと思っていました。
秋こそ蚊が活発に活動する時期です。
夏以上に予防しないといけないんですね。