日焼け止めのSPFとPAの意味
日焼け止めクリームを買うときに目にするSPFとPAの意味を知ってますか?
SPFとかPAと、日焼け止めに書いてありますよね。
SPFとPAについて調べてみました。
SPFとPAの意味を知る前に
SPFとPAの意味を知る前に、紫外線について知っておかなければいけません。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ざっくり説明すると、紫外線は全部で5つに分けることができます。
そして地上に届く紫外線は2つです。
紫外線A波(UVA)と紫外線B波(UVB)です。
近年はオゾン層の破壊により、紫外線B波(UVB)が地表まで多く届くようになってきました。
この紫外線B波(UVB)は、有害な紫外線で皮膚がんなどを起こす原因と言われています。
日焼け止めは、この紫外線B波(UVB)を防ぐ効果があります。
SPFとは
SPFとは、Sun Protection Factor の略です。
紫外線B波(UVB)を防ぐ日焼け止めの防止効果を表した数値です。
数値が大きい方が日焼け止めの防止効果が高いことを示しています。
この数値は最大が50です。
50以上の効果がある場合でも、50と表記して販売されているようです。
SPFの数値が大きいほど効果があるのですが、その効果の分、肌への負担は大きくなります。
この数値は日焼け止めの防御の効果の数値を表したもので、日焼け止めを防ぐ時間を表した時間ではないと言うことを注意する必要があります。
PAとは
PAとは、Protection Grade of UVA の略です。
紫外線A波(UVA)を防ぐ日焼け止めの防止効果を表しています。
PAは、PAの横に「+」の記号を表記し「+」の数が多いほど日焼け止めの防止効果が高いことを示しています。
PA++++
PA+++
PA++
PA+
日本ではこの4段階で表されます。
紫外線A波(UVA)は、紫外線B波(UVB)よりも年中に降り注いでいる紫外線です。
日常的に対策をしたいですね。
日焼け止め製品の誤解
ここまでSPFとPAについて調べてきてわかったことですが、SPF50PA++++ の日焼け止めが一番効果がある表記だと言うことです。
もう日焼けしたくないから、SPF50PA++++しか買わないと言うのは間違いです。
SPF、PAとも、日焼けを防ぐ効果を数値で表したものですが、必ずしも日焼けをしませんと言う数値ではないと言うことです。
SPF50PA++++ の日焼け止めを塗ったからと言って、長時間紫外線にあたれば日焼けはします。
SPFは数値ですので良く誤解がありますが、数値は時間ではないと言うことです。
SPF50の製品を使ったからと言って、50時間日焼けを防ぎますと言うことではありません。
SPF50、SPF30の記載のそれぞれの数値は、日焼けを50倍、30倍防ぎますと言う数値です。
SPF、PAとも、数値が高くなると効果も上がりますが、肌への負担も大きくなりますので、肌の弱い人は注意が必要ですね。
まとめ
日焼け止めのに記載してある、SPFとPAの意味を調べてみました。
SPFは有害な紫外線B波を防ぐ数値を表しており、PAは紫外線A波を防ぐ数値を表していることがわかりました。
日焼け止めは、塗ったからと言って、必ず日焼けを日焼けしませんと言うことではなく、日焼けをするのを防ぎますという製品だと言うことも忘れないようにしないといけませんね。